留学やワーキングホリデーをする人は語学学校に通うのが一般的ですが、学費が高いことや2度目の渡航のため、語学学校に行きたくない場合もあります。

そんなとき、無料で英語を勉強したり、語学学校以外にチューター(家庭教師)で英語を勉強することができたりします。

今回は、留学やワーホリで語学学校に行きたくない人の英語を勉強する場所についておつたえしますね。

英会話サークルに参加する

留学やワーキングホリデーで語学学校に行きたくない人は、英会話サークルで英語が勉強できますよ。

日本人同士で英会話を楽しんだり、ネイティブが参加することもあります。

日本人同士で英会話

この英会話サークルは基本的に日本人が集まり、みんなで英会話の練習をします。英語を教えてくれる場合もありますが、基本的には英語を使って会話をすることが目的です。

メインは日本人ですが、数人のネイティブが参加する英会話サークルもあり、ほとんどの場合、海外の主要都市に住んでいる日本人向けに、ホームページがあります。

そのホームページの掲示板などで、英会話サークルを募集していることがありますので見つけてください。

英会話サークルでの注意

「レストランで、日本人とネイティブが集まって英語を勉強しましょう」といった掲示板を見て、「ネイティブと話す機会が欲しい」と感じていた私は参加しました。

私が遅れて参加すると、レストランの一角に約20人ぐらいのネイティブと日本人が集って話しています。

その輪に入りがんばって英語で話していたのですが、気付くとグループが分かれてしまっています。

「日本人の女性とネイティブの男性のグループ」と「日本人の男性」です。ここは「英語を勉強する」という名目の、いわゆる出会い系サークルだったのです。

ネイティブの男性と知り合いたい日本人女性、日本人女性と知り合いたいネイティブの男性。需要と供給が成り立っていますので、これはこれでいいのかもしれません。

しかし、私は「こういうことだったのか」と思い悲しくなりました。

ここまで露骨ではなくても、英会話サークルに参加してくれるネイティブはほとんどが男性です。その意味をしっかりと認識してください。

もちろん、ちゃんと運営されている英会話サークルもありますので、いろいろなところに顔を出してみてください。

「これは違うな」と思ったら、あまり深入りしないでください。

「英語を少しでも勉強したい」と考えて運営されている英会話サークルがきっと見つかるはずです。

 

教会の英会話教室に参加する

英語圏の国にはキリスト教徒が多いため、多くの教会があります。

その中には無料で英語を教えてくれる教室を開催しているところもあります。

ただ、気をつけなければいけないこともありますので、注意してください。

教会にある英会話教室とは?

ワーキングホリデーや語学留学でみなさんが行く英語圏には、キリスト教徒が多く住んでいます。

キリスト教徒が多いということは、教会も多く、英語を母国語としない人のために英会話教室が開かれている教会があります。

そこはキリスト教徒ではなくても、参加でき、しかも無料、または寄付金のみで、英語の勉強ができます。

授業内容

教室によってことなりますが、基本的には教会にいつも通っている人や神父(牧師)さんが語学学校のように英語を教えてくれたり、みんなでテーマを決めて会話をします。

授業が終わるとティータイムがあり、お茶を飲みながら会話を楽しみます。

教会によっては、ただ部屋を提供しているだけで、ボランティアで語学学校の先生が授業をしている場合もあります。

キリスト教徒じゃなくても大丈夫

私は特別な宗教を持っていません。そんな私が「英語が勉強したいという理由だけで、英会話教室とは言え、教会へ行くことは良いのだろうか」と参加する前は考えました。

そこで語学学校の先生に聞いてみると、「教会の人はそういうことは気にしていないから大丈夫。ただ、無理に勧誘されたらやめた方がいいよ」と言われました。

そして参加をしてみましたら、私と同じ立場の日本人も多くいましたので、連帯感が生まれました。

そこでの授業は宗教色が一切なく、ネイティブやいろいろな国の人と会話をして、楽しいときを過ごしました。

結局、その都市を離れるまで通い続け、たくさんの友達ができました。

ただ、宗教を前面に出している英会話教室もありますので、自分に合わなければ、無理して通わないほうがいいです。

いろいろなキリスト教

キリスト教には大きく分けると、カトリックとプロテスタントがあります。それ以外にも多くのキリスト教とつく名前の宗教があるため、どの教会か判別が難しいです。

中にはちょっと怪しいと思われる教会もありますので、参加する前には語学学校の先生やホストファミリーなど、現地の情報に詳しい人に参加しても大丈夫かどうか尋ねましょう。

 

ランゲージ・エクスチェンジで英語を話す

エクスチェンジとはランゲージ・エクスチェンジ(言語の交換)を意味し、日本人は日本語を、ネイティブは英語をお互いに教えあうことを意味します。

留学やワーキングホリデーで語学学校に行きたくない人は、ランゲージ・エクスチェンジで英語が勉強できますよ。

日本に興味を持ったネイティブとのエクスチェンジ

海外には日本の文化やエンターテイメント(漫画やアニメ、映画など)に興味を持ったネイティブが少なからずいます。

日本に興味を持つと日本語を勉強したくなりますので、日本語を教えてくれる人を探しています。

そこで、英語を学びたいワーキングホリデーや語学留学で海外に滞在している人と思惑が一致し、ランゲージ・エクスチェンジ(言語の交換)が成り立つのです。

どんなネイティブが多いの?

基本的に日本に興味を持つネイティブは海外に永住している中国人、韓国人、マレーシア人、インドネシア人などのアジア系が多いです。

特にアジアでは日本のアニメや漫画が人気なので、それに伴い日本語を学びたい人がいます。

エクスチェンジの探し方

ランゲージ・エクスチェンジのパートナーを探す方法をお伝えします。

日本人向けのホームページ

実際には少なく、もしネイティブがエクスチェンジの掲載をしたら、応募が殺到します。

現地に住んでいる人向けのホームページ

掲示板などに英語でランゲージ・エクスチェンジ募集をすると連絡をしてくれる人がいます。

語学学校

語学学校によってはワーキングホリデーや語学留学の人に英語を教えるクラスと、ネイティブに日本語を教えるクラスを持っているところがあります。そういった語学学校だと、イベントとして日本語と英語のランゲージ・エクスチェンジをしています。

大学の日本語学科

大学によっては日本語学科がありますので、大学の掲示板で募集をしていることがあります。募集がなければ、許可を得てから自分でエクスチェンジの募集もできます。

私がランゲージ・エクスチェンジしていたネイティブは、大学の日本語学科に所属している人で、その人は日本のアニメや音楽が大好きで、日本語が勉強したいし、日本人の友達を欲しがっていました。

ランゲージ・エクスチェンジで注意すること

ランゲージ・エクスチェンジの募集があったとき、または自分で募集をしたときに注意すべきこと。

それは、「そのネイティブが日本の文化や日本語に興味があるのか、日本人の女性に興味があるか」ということです。

これはランゲージ・エクスチェンジだけに限りませんが、特に女性が海外で生活する上で気をつけなければいけないことです。

「日本の文化に興味がある」、「日本語の勉強をしたい」と寄ってくるネイティブがいます。中には本当に日本に興味を持っている人もいますが、多くの場合はいわゆるナンパです。

こちらが純粋な気持ちで「ランゲージ・エクスチェンジをしたい」と思うならば、相手を見極め、ランゲージ・エクスチェンジをするときもカフェやフードコートなど人が多いところにしましょう。

 

チューターから英語を教えてもらう

留学やワーキングホリデーで語学学校に行きたくない人は、チューター(家庭教師)で英語が勉強できますよ。

仕事をしている人の英語の勉強にチューターはもってこいです。

チューターとは?

チューター(Tutor)という言葉は日本では聞きなれませんが、意味は個人教師、日本人が海外で使う場合は「英語の個人レッスン」の意味です。仕組みは日本の家庭教師とよく似ています。

ただ、日本の家庭教師とは違い、場所はカフェやフードコートなどが多く、そこでコーヒーを飲みながら、先生に英語を教えてもらいます。

チューターの授業内容

個人レッスンなので、自分が伸ばしたいと思うところを重点的に勉強ができます。

語学学校で勉強したところでわからなかったことを質問したり、スピーキングを勉強するためにずっと話したり、発音を細かく注意してもらったり、チューターだと有意義に勉強ができます。

スピーキングだけの場合でも、会話中に先生が間違っているところ、注意したほうがいいところをメモしてくれて、最後にそれを振り返えります。

先生と料金

基本的に先生はチューターを個人的にやっていますので、料金は先生次第です。ネイティブの大学生や語学学校の先生がアルバイトでやっていることが多いです。

個人的にチューターをやっているということは、先生によって授業の質はバラバラです。正直、「ハズレ」もあります。

「これは違うな」と感じたときは、無理に続けずに別の先生を探しましょう。

先生のバックグランドにもよりますが、だいたい1時間で15ドル~25ドルぐらいです。

チューターの探し方

チューターには組織ではなく、個人でやっている先生が多いので、大々的に宣伝をしていません。

そこで、一番良いのは友達からの紹介です。友達が知っている先生であれば感想を聞くこともできますし、安心できます。

ワーキングホリデーや語学留学の人に人気がある主要都市には、日本人向けのフリーペーパーやホームページがありますので、そこで募集をしていることもあります。

先生と仲良くなれる

チューターは1対1の授業なので、先生と個人的なことを話す機会が多くなり、仲良くなる可能性が高いです。

仲良くなると授業以外でも、パーティーに誘ってくれたり、旅行を一緒にいったりできます。そういう場に行けばチューター以外のネイティブと出会う機会もありますので、英語は上達します。

ここで注意することは、先生と「ただの友達になっていないか?」ということです。

友達になって英語を話しているだけでも、英語力は上がりますが、そこは高いお金を払っていますので、ちゃんと英語を教えてもらってください。

あくまでも「友達になってもらうためにお金を払っている」のではなく、「英語を教えたもらうためにお金を払っている」のです。

チューターの学校

日本には家庭教師ではなく、学生向けの塾で先生とマンツーマン授業をするところがありますよね。それと同じです。

学校によっては、たくさんの先生を抱えていて、「どのような先生がいるか」を体験入学を通して、見ることができるところもあります。

ちなみに私は複数の学校で体験入学を可能な範囲で繰り返し、チューターの授業を無料でしばらくの間、受けていたことがあります。結局は1つの学校に決めて、チューターの授業をしました。

チューターの学校は語学学校と異なり、好きな時間に好きな先生で学べるシステムですなので、語学学校だけでは英語の勉強が足らない人、アルバイトをしていて語学学校へ通う時間のない人でも、少しずつ英語力をアップすることができます。

「好きな先生を選べる」というのはその学校に所属している先生にとって、「生徒にとって、勉強しやすい雰囲気を作り、フレンドリーになり、語もちゃんと教えなければいけない」というプレッシャーがあるため、先生の質はかなり高めです。

個人のチューターに比べると、「ハズレ」の先生は少ないのですが、料金がちょっと高めです。入学金がある学校もあります。

個人のチューターとチューターの学校で料金にそれほどの違いがなければ、学校に通うほうが質の高い授業を受けられる可能性が高いです。