私はカナダやオーストラリアでのワーキングホリデー中、語学学校で英語についていけないことがありました。

そんなときに英語ができる友達から教えてもらった方法を元にこのページをまとめました。

英文法、リスニング、発音、スピーキング、リーディング、ライティングに分けて、語学学校の英語についていけない人に役立てるとうれしいです。

英文法の授業についていくには?

語学学校で英文法の勉強をする方法をお伝えします。

英語で英文法を勉強すること

ワーキングホリデーや留学では、ほとんどの人が英語を勉強するために語学学校へ通います。

語学学校によりますが、多くの語学学校では午前中が英文法、午後が選択クラスで好きな授業(リスニングやスピーキング、発音、ボキャブラリーなど)を選びます。

もちろん、海外の語学学校ではネイティブの先生が授業をしますので、英文法の説明も英語です。

「英文法は日本語で学ぶより、英語で学んだ方がニュアンスがわかる。理解しやすい」という意見があります。私も同感です。

しかし、それはある程度の英語レベルに達したときの話で、私が初心者だった頃は、英語で英文法の説明をされても、さっぱりわかりませんでした。

それもそのはず、基礎的な英文法も英単語も知らず、ちょっとした会話もリスニングができなかったからです。

語学学校で時間を無駄にしないために

初めてワーキングホリデーで私が通っていた語学学校は毎日の午前中は英文法の授業だったので、そのほとんどを意味がわからない状態で過ごしてしまいました。

ようやく理解できるようになってきたころには数ヶ月が経過していましたので、この時間を無駄にしないため、事前に英文法の勉強をしておいてください。

できれば日本から、もう海外に滞在している人は、語学学校で勉強する英文法を予習してください。

そうすれば、例え先生の説明が聞き取れなくても、英文法は理解できますので、練習問題は解けるようになります。

自分で英文法を勉強するときには、日本語の英文法の教材をおすすめします。

 

リスニングの授業についていくには?

語学学校でリスニングの勉強をする方法をお伝えします。

ゆっくりできれいな先生の英語

語学学校では先生が英語で説明したことを聞き取る必要がありますので、集中して聞いていればリスニング力は自然に付いてきます。

慣れないうちはすぐに脳で処理できないかもしれませんが、リスニングはやればやるほど成長します。

語学学校の先生の英語はゆっくりできれいな英語なので、とても聞き取りやすいので、初心者の人が勉強するには最適な英語です。

ただ、実際にネイティブと会話をすると、「語学学校の先生と全然違う」と感じるぐらい、話すスピードや言葉遣いが違いますので、「初心者のうちは語学学校の先生のきれいな英語で勉強して、英語力がついたら実践の英語を学ぶ」という気持ちを忘れないでください。

語学学校にもよりますが、選択授業でリスニングのクラスがあれば、参加してみてはどうでしょうか?

いろいろな人種の英語

語学学校では、ワーキングホリデーや留学生同士で会話の練習をすることがあります。

海外の語学学校にはいろいろな国の人がいますので、英語もいろいろ。今までの英語教材では聞くことがなかった「なまり」を聞くことができます。

いろいろな国の人と英語を話していると、「どこの国のなまりか」がわかるようになってきますので、面白いですよ。

確かに語学学校の先生はネイティブで話す英語は綺麗で文法もしっかりとしていますが、実際には海外ではネイティブ以外の人と話す機会が多いので、そういったいろいろな人たちの英語を語学学校で聞くのもとても勉強になります。

海外では語学学校に限らず、多くの人種が住んでいます。特にみなさんがワーキングホリデーや語学留学に行くことが多い、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスは人種のるつぼです。

私がワーキングホリデーや語学留学をした経験では、これらの国の主要都市には日本人と韓国人も多いのですが、他の国の出身者も多くいます。

ただ、フィリピンに留学したときは、韓国人と日本人がほとんどで、それにタイ人やベトナム人が少しいるぐらいでした。

発音の授業についていくには?

語学学校で発音の勉強をする方法をお伝えします。

発音を先生にチェックしてもらう

スピーキングが上達してくると、発音が気になってきます。

自分が話している「日本語英語」を直したくなるからです。

英文法、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングでは、「自分が間違っているか?」、「自分が正しいのか?」がわかりますが、発音だけはこの判断が難しいので、語学学校の先生に指導してもらうのが一番確実です。

もちろん、発音記号を理解し、自分なりに発音をしてみるのは非常に重要です。

自分で発音を勉強した後、語学学校の先生にチェックしてもらった方が、圧倒的に効率がよくなります。

上達するのが難しい発音

英文法、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングは、しっかりと勉強して、慣れさえすればネイティブレベルまで近づけます。

しかし、この発音というものは短期間で身に付けるもの難しく、英語に慣れれば自然に上手になるものではありません。

海外に長期(5年以上)住んでいても、発音が全然上達していない人が多くいます。発音は自分で気にして勉強しないと上達しないものだからです。

 

自分で発音記号を理解し声に出してみる。

そして、語学学校の先生に直してもらう。

 

発音を意識してネイティブの話をリスニングし、意識してスピーキングをしなければいけません。

「子供のころから英語に接していないとネイティブと同じような発音はできない」と言われています。「そんなことはない!自分はできる」と海外へ行く前には思っていましたが、英語の勉強をすればするほど、それを認めざるを得ません。

「この人の発音は素晴らしい」と思うと、ほとんどの場合は子供の頃に英語に接していた人です。しかし、しっかりと発音を勉強すれば、日本語英語からの脱却は可能です。

 

スピーキングの授業についていくには?

語学学校でスピーキングの勉強をする方法をお伝えします。

スピーキングが上達する最適な場所

海外で最も上達するもの。それはスピーキングです。

特に語学学校では母国語(日本人なら日本語、韓国人なら韓国語)で話すことを禁止しているところもありますので、英語で話さざるを得ません。

授業では積極的に発言してください。日本人は何に対しても遠慮するので、発言をほとんどしない人がいます。私もそうでした。

しかし、スピーキングは話さないと上達しませんので、海外にいるときは自分を変えるつもりで、積極的になってください。

授業では留学生同士で会話をすることも多いです。ネイティブ相手にスピーキングをするのはプレッシャーがかかりますが、同じ留学生であれば、気楽にスピーキングができるようになります。

人前で英語を話すのが苦手な人

「人前で英語を話すのが苦手」という人は選択授業でスピーキングの授業を取り、無理やりにでも人前で話す状況を作り自分を追い込むのもいい方法です。

私の場合は選択授業でスピーキングのクラスを入れたのですが、その授業内容はみんなの前で2人1組のコントや劇をやらなければいけませんでした。

最初は恥ずかしくて大きな声すら出せませんでしたが、慣れるにつれ、声が出るようになり、英語を話す自信が持てるようになりました。

別の語学学校では「毎週1回、10分間のプレゼンテーションをし、その後に録画した自分のビデオをみんなで見る」という非常に過酷な勉強でしたが、その語学学校を卒業する頃には英語力がかなり成長したと思います。

スピーキングにとって一番重要なことは、間違っていても、人に何と思われようとも、気にしない度胸です。

リーディングの授業についていくには?

語学学校でリーディングの勉強をする方法をお伝えします。

リーディングを勉強するのは難しい語学学校

語学学校ではリーディングを勉強するため、ひたすら英語で書かれた文章を読む授業は少ないです。

英文を読む授業がある場合は、英語の文章を読んだ後に、その内容についての問題を解く授業が多いです。

読む速度が遅いと問題に答える時間、発言する時間がなくなり、スムーズに授業を受けることができなくなってしまいます。

語学学校によっては、選択授業でリーディングのクラスがあります。リーディングが苦手な人は参加してみるのもいいですが、せっかくの語学学校で何も話さずにリーディングだけをするのはもったいないです。

できれば、選択授業では会話重視のクラスを選択しましょう。

自分で勉強するリーディング

リーディングは語学学校で勉強するというよりは、自分で英語の文章を読んでリーディング力をつけていかなければいけません。

なぜなら語学学校では、リスニングがそうであるように、リーディングの特別な授業はなく、いきなり英語の文章を読まなければいけないからです。

毎日、少しずつ英語で書かれた文章を読みましょう。海外ではフリーペーパーが入手できますので、毎日のニュースを読みながらリーディングの勉強ができます。

滞在先から語学学校に通っているとき、カフェでリラックスしているときなど、ちょっとした空き時間を利用すれば、少しずつリーディングの力がついてきます。

リーディングができるようになると、リスニング力の向上にも繋がります。

 

ライティングの授業についていくには?

語学学校でライティングの勉強をする方法をお伝えします。

ライティングをする機会が少ない語学学校

語学学校ではライティングをする機会があまり多くありません。基本的に海外の語学学校でのメインはスピーキングとリスニングのためです。

それに会話が一切無く、生徒がライティングをするという日本の学校のような授業は、海外の語学学校での授業としては、せっかくの時間がもったいないからです。

語学学校によってはライティングの授業があったり、選択授業があります。

それらはの授業では「ライティングをしたら先生にチェックしてもらい、間違えたところを振り返る」というやり方が多いです。

ライティングの授業

私が通っていた語学学校では、クラスメイトでペアになり、物語を作って、後からみんなの前で発表する授業もありました。

みんなの前で物語に出てくるキャラクターを演じなければいけませんでしたので、とても恥ずかしかったです。

他の語学学校では、1週間に1度、A4用紙2枚にエッセイを書いて、それをプレゼンテーションとして発表することもあり、とても大変だったのを覚えています。

最初は英語の文章が全然書けず、いろいろなテキストを参考にして、何とか文章を作っていましたが、数ヶ月後には英語の文章が書けるようになっていました。

このライティングは語学学校の授業内だけで勉強していると時間が無駄になってしまいます。

あくまでも「自分で勉強したライティング力を使い、語学学校で先生に見てもらう」というスタンスにしなければいけません。

リーディングと同じように、ライティングも自分で勉強しましょう。