オンライン英会話スクールの講師には、在宅やオフィスでレッスンをするフィリピン人講師、英語圏のネイティブ講師、バイリンガル講師がいます。賃金が安いフィリピン人講師の存在が格安のレッスンを実現しています。英語初心者の方に「講師の出身国(オンライン英会話の講師)」をお伝えします。

オンライン英会話の主な講師

オンライン英会話では、大きく分けて、ネイティブ、日本人、フィリピン人講師がいます。

それぞれの講師の特徴をご紹介します。

 

ネイティブ講師

英会話の講師ですぐに思い浮かべるのがアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど英語圏出身のネイティブですよね。

ネイティブは英語を教えるのが上手?

「ネイティブだから英語を教えるのが上手」というのは間違えです。

日本人は日本語のネイティブです。しかし、日本語がわからない外国人に日本語を教えるのは難しいです。発音(方言がない)や文法を完全に理解して、日本語が通じない相手に日本語を教えなければいけません。

これと同じで、英語のネイティブにとっても、英語がわからない人に英語を教えるのはとっても大変なことです。

英語の中級者以上の方の場合は、「英語を教えてもらう」というよりも、英語で会話をしながら勉強していけますので、英語を教えるのがそれほど上手じゃないネイティブでも、会話の中から英語が勉強できますが、英語の初心者の方には講師歴が長く経験豊富なネイティブの講師が必要です。

ネイティブの英語はきれい?

「ネイティブだからきれいな英語を話す」というのも間違えです。

日本でも地方によって方言があります。場所によっては日本人でもわからない方言もあります。

管理人のmakoもいろいろな英語に触れましたが、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでは、それぞれの英語に特徴があり、ネイティブ同士でもわからないこともよくあります。

理想の講師

ここでは、フィリピン人講師が活躍するオンライン英会話についてお伝えしていますので、「ネイティブだから良いっていうことじゃないからね」という表現になってしまっていますが、理想の講師はやはりネイティブで、「講師歴が長く、日本人に英語を教えた経験が豊富なネイティブ講師」です。

ここでお金の話になってしまいますが、理想の講師は「受講料が高額」です。

一般の英会話教室には、こういったネイティブ講師はいますが、オンライン英会話と比較すると、英会話教室の受講料は高額なため、一部の人しか通えません。

資金に余裕がある人向けに、ネイティブ講師がいるオンライン英会話もあります。

オンライン英会話では、英会話教室に比べ、受講料以外のメリットがあります。

日本人講師

当たり前ですが、日本人講師が日本人のことを一番わかっていますし、日本人が苦手な部分をカバーしてくれます。

日本人講師にも良いところがたくさんありますが、日本人以外の講師をオススメします。

日本語で英語を教えてもらうのは確かにわかりやすいこともありますが、日本語を話している時間がもったいなく、多少わからない部分があっても、英語だけで話し続ける方が英語力が伸びます。

レッスン中に日本語を話さなかったとしても、日本人という安心感が生まれ、それと同時に甘えが出てしまいます。

英語が上達するために乗り越えなければいけない壁はいろいろありますが、「外国人と話す」という慣れがかなり重要になってきます。

管理人のmakoがワーキングホリデーで海外に滞在していたころ、英語に対する勉強意識が高い人たちは、日本人同士でも英語を話していました。

しかし、私を含め多くの人は、いざ外国人と話すとなると、急に声が小さくなり、話している英語も緊張のせいか意味がよくわからなくなってしまうのです。

「本当は会話をする英語力があるのに、外国人の前に出ると話せなくなる」、これは日本人によくあります。

日本人講師を選んでいけない訳ではありません。日本人講師で英語が伸びた人もいます。ただ、せっかく外国人と話すことができる機会があるなら、外国人の講師を選んだ方がいい経験になります。

フィリピン人講師

オンライン英会話が気軽に利用できる受講料になっている理由、それはフィリピン人講師です。

オンライン英会話にはフィリピン人講師がかなりの割合を占めます。

 

フィリピン人講師の特徴

オンライン英会話で一番多いのは、フィリピン人講師です。アメリカ、イギリスなどのネイティブスピーカーの講師に比べると、フィリピン人講師の賃金はかなり低いため、それに伴ってオンライン英会話の受講料も低くなります。

「えっ?フィリピン人講師?英語は大丈夫?」と思う人もいるかと思います。

実はフィリピンでは、フィリピン語(タガログ語など)と英語が公用語なのです。一般的な学校(幼稚園~大学)の授業は全て英語で行われていますので(国語はフィリピン語)、アメリカ企業の電話顧客応対サービスなど英語での業務を請け負っているケースもあります。

アメリカ映画は字幕なしで放映されていたり、街の看板は英語で書かれているものが多く見かけます。

管理人のmakoもフィリピンのセブに留学経験があります。その時の経験と今のオンライン英会話のレッスンを実際に受けてみた感想を含めて、フィリピン人講師についてお伝えしたいと思います。

親しみやすい

フィリピン人の国民性として、陽気で親切です。ホスピタリティ(接客・もてなし)が高いため、オンライン英会話の講師としても優れています。

気さくで話しやすい雰囲気を作ってくれますので、英語初心者の人には最適です。

話しやすい

実際に管理人のmakoが英語圏のアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドに旅行やワーキングホリデーで滞在していたときに感じたのですが、ネイティブスピーカー相手だと英語を話すことに対して気後れしてしまいます。

これはネイティブスピーカーに対する劣等感であったり、「ちゃんとした英語を話さなければいけない」というプレッシャーからなのかもしれません。

フィリピンのセブでの留学や日本でのオンライン英会話では、フィリピン人講師の外見が日本人と似ていることもあり、気軽に話せました。

英語初心者の方にとって、特に日本人にとって、「気軽に英語を話せる雰囲気」はとても重要です。

外国語(ここでは英語)を勉強する人に対して理解がある

アメリカをはじめとするネイティブスピーカーの講師の多くは、英語だけを話します。日本人と同じように学校で大学で第二外国語を勉強していることもありますが、流暢に話せる人は少ないです。

そのため、外国語を勉強する人の考え方や気持ちが理解しずらいことがあります。

フィリピンでは小さいころから学校で英語を取り入れていますので、日本と同じ環境ではありませんが、少なくとも英語を勉強しながら身に着けています。

フィリピン語に加え、苦労して英語を勉強したフィリピン人は外国語を勉強する人に対して理解があります。

フィリピン人講師の英語

「オンライン英会話はフィリピン人講師」と聞くと「フィリピン人は小さいころから英語を勉強しているけど、実際の英語力、特に発音はどうなの?」という疑問や不安があると思います。

いろいろな国の英語

まずお伝えしたいことは、英語と言っても、国によっていろいろな英語があるということ。英語圏を代表するアメリカとイギリスでも単語、文法、発音など異なる部分が多くあります。

カナダ、オーストラリア、ニュージーランドにもそれぞれの英語があります。管理人のmakoがカナダに滞在中、ホストファミリーが「オーストラリアに旅行をしたことがあるけど、方言が強すぎて、話がよくわからないことがよくあったわ」と話していました。オーストラリア人側から見るとカナダの英語も方言ということになります。

フィリピン、インドなど英語圏以外の国では、英語圏の国とはさらに違いが出てきます。日本でもよほど流暢に英語を話す人でない限り、日本語英語になります。

一般のフィリピン人の英語とフィリピン人講師の英語

管理人のmakoは、ワーキングホリデーでカナダに1年間滞在した後に、フィリピンのセブ島に留学しました。カナダ英語の影響が強かったこともありますが、現地のフィリピン人が話す英語は訛りが強く、理解できないことがよくありました。

しかし、セブ島にある語学学校のフィリピン人講師の英語は、講師にもよりますが、ちゃんとした英語で聞き取りやすかったです。オンライン英会話でもそうですが、講師はきちんと英語の教育を受けているので、日本人に聞き取りやすいように訛りもそれほどありません。

アメリカ英語が普及している

フィリピンはスペインの植民地支配の後、アメリカの統治時代が50年弱ありました。日本人が学校で勉強するアメリカ英語に馴染みが深いため、日本人の講師として最適です。

フィリピン人講師の英語レベル

オンライン英会話が世の中に出始めた当初、フィリピン人講師は訛りがあったり、講師間で教え方や発音が統一されておらず、決して質が高いとは言えない状況でした。

現在、オンライン英会話スクールは100社以上あります。スクール間の競争が激しく、質の悪いフィリピン人講師を抱えているスクールは淘汰されていきます。

以前に比べると、企業努力やフィリピン人講師個人の努力で発音や教え方が改善され、質が高くなっています。

それでもまだ多少の訛りがあるフィリピン人講師はいますので、全く問題ないわけではありませんが、オンライン英会話では講師のプロフィールを事前に動画で確認したり、無料体験がありますので、自分が気に入った講師を選ぶことができます。

「フィリピン人講師がどれだけきれいな英語を話しているか?」ということも大切ですが、英会話のため「相性がいいかどうか」がもっとも重要なポイントとなります。実際に英語初心者の方は、フィリピン人講師の英語力よりも、「自分に合うかどうか」を第一に考えることをオススメします。

多少のことは気にしない

英会話では「たくさん話す」ことが大切です。リスニングは教材のCDを聞いたり、ニュースを聞いたりすれば独学でも勉強できますが、話すことは相手がいないとできません。

オンライン英会話のフィリピン人講師は一定のレベル以上の英語力はありますので、少しの訛りは気にせずに、とにかく自分がたくさん話すことを心掛けてもらえると英語が上達します。

 

講師がレッスンをする場所

オンライン英会話は、生徒が自宅や外出先など好きなところでレッスンを受けることができるのが特徴です。

それと同じように、講師も「在宅(自宅)でレッスンする講師」と「オフィスでレッスンする講師」がいます。

「講師が在宅でレッスンすることを許可している」、「必ずオフィスに出勤しなければいけない」、「在宅かオフィスのどちらか好きなほうでレッスンができる」というように、オンライン英会話スクールによって規約があります。

在宅(自宅)でレッスンする講師

在宅でレッスンする講師の特徴をお伝えします。

講師数が増える

在宅でレッスンできるということは、講師が住んでいる場所はどこでも構いません。

フィリピン人講師ならフィリピン全土から、ネイティブ講師なら世界各国から講師が集められます。

講師が多くなる最大のメリットは、「生徒が選べる講師が増える」ということです。

在宅でのレッスンを認めているオンライン英会話スクールは、講師数が多いため、生徒がたくさんの講師から自分に合った講師を選ぶことができます。

インターネット回線

日本のようにインターネットの通信環境が良好な国は問題ありませんが、国によっては講師宅の通信環境が悪く、レッスン中に会話が途切れることもあります。

現在はオンライン英会話スクールの競争によって、在宅の講師でも会話が途切れてしまうほど通信環境が悪いことはありませんが、オフィスでのレッスンに比べると音質は劣る傾向にあります。

レッスンに望む姿勢

オンライン英会話スクールに限らず、オフィスに出社して仕事をする場合と在宅で仕事をする場合では、どうしても気が緩みがちです。オフィスに比べると服装もラフになります。

以前は在宅の講師は、「レッスンに力が入っていない」、「予約時間になってもスカイプでの呼び出しがない」など、問題があったのは事実ですが、現在ではスクールによる厳しいトレーニング、生徒による講師の評価、評価が悪い講師は再トレーニング、レッスンのモニタリングなどのシステムが整っていますので、「在宅だからやる気がない講師が多い」ということはなくなっています。

特に大手のオンライン英会話スクールでは、講師への要求が厳しいため、講師もしっかりしています。

講師の賃金が低い

在宅の講師が多いオンライン英会話スクールでは、講師の賃金が低めに設定されていますので、その分、生徒に還元される形でレッスンの受講料が安くなります。

オフィスでレッスンする講師

オフィスでレッスンする講師の特徴をお伝えします。

講師の数

オフィスでレッスンをするためには、出勤可能な地域に住んでいる必要があります。そのため、在宅でレッスンする講師と比較すると講師数が少なくなります。

ただ、大手のオンライン英会話スクールでは、十分な講師数(数百人)がいますので、それほど問題にはなりません。

インターネット回線

大手のオンライン英会話スクールのオフィスは、通信環境が整っているため、レッスンでの音質もきれいです。

講師が管理されている

オフィスでレッスンをするということは、同じ場所に上司がいますし、他の講師がたくさんいます。

在宅でレッスンする講師と比較すると、オフィスでは身だしなみを整え、ある程度の緊張感を持ってレッスンをするようになりますので、レッスンに対してより真剣になる傾向があります。

講師を変更しづらい

同じオフィスでレッスンをしていますと、講師同士の情報交換があります。もちろん生徒の話もでます。いろいろな噂話もあります。

気に入った講師であれば、変更することはなかなかありませんが、たまには他の講師とレッスンがしてみたくなります。講師にもそれぞれ得意なスキルが違いますし、雰囲気も違います。

「今まではスピーキングのレッスンをしていたから、今度は発音の勉強がしたい」と思っても、「今の講師は話しやすいけど、発音は他の講師に学びたいなぁ」と思ったとします。講師の変更はよくありますので、気にしなくてもいいのですが、日本人ならではの考え方で「今の講師から他の講師に変更すると気まずいなぁ」と思ったりします。

変更前に「発音は他の講師に学びます」って伝えられればいいのですが、「See you tomorrow」と言ってレッスンが終わったのに、翌日に他の講師に変更すると、今までの講師に戻りづらくなります。

講師はどんどん変更しても全く問題ありません。ただ、管理人のmakoを含め、日本人にはこういうことを気にする人も多くいます。

 

講師選びから始まるオンライン英会話

どのオンライン英会話スクールでも、たくさんの中から講師を選ぶことができます。ということは、自分に合った講師を自分で選ばなければいけません。

講師選びに慎重になり過ぎてもよくありませんが、講師選びの基本を知っていれば、レベルが高い講師を見つけることができます。

経験で講師を選ぶ

多くのオンライン英会話スクールの講師のプロフィールには「講師歴」や「経験」の項目があり、「その講師がどれぐらいの講師歴があるかどうか」がわかります。

講師歴が少ない講師でも英語を教えるレベルが高い場合もありますが、単純に考えて講師歴が長い方が英語を教えるレベルが高い傾向にあります。

教える期間が長くなればなるほど、英語力が高く、英語を教えるレベルも高くなりますので、講師歴が3年以上ある講師を選ぶようにすると、ハズレが少なくなります。

「経験が長いだけ」の講師もいますので、予約状況をチェックし、予約が全然埋まっていない講師は「ちょっと怪しい」と思うのが無難です。

メッセージで選ぶ

プロフィールには講師のメッセージがあります。内容は英語ですが、英語初心者の方にもわかるように簡単な英語で書かれていますので、がんばって訳してみましょう。

英語が難しい人は、翻訳サイトを活用してみてください。

オンライン英会話スクールによっては、講師の英語メッセージにプラスして、「スタッフからのメッセージ」や「おすすめポイント」など、日本人のスタッフがその講師についてコメントをしていますので、こちらを参考にするものいいと思います。

映像があれば雰囲気がわかりやすい

オンライン英会話スクールによっては、プロフィールに自己紹介動画があります。写真や音声だけでもだいたいの雰囲気がわかりますが、映像があれば、よりわかりやすくなります。

このプロフィール映像の出来がいい講師はブックマークが増える傾向にあります。

レッスンでの映像

多くのオンライン英会話スクールでのレッスンは講師の映像があります。英語だけではなく、日本語でも同じことが言えますが、声だけではわからなくても、相手の顔が見えると話していることが伝わりやすくなります。

特に発音は、講師の口や舌の動きを真似て練習しますので、映像は重要になってきます。

趣味で講師を選ぶ

オンライン英会話の講師に限らず、趣味が合う人とは話が楽しく、長く話すことができます。

オンライン英会話スクールによっては、「趣味」の項目があったり、自己紹介やコメント欄で、趣味について掲載していることがあります。

海外ドラマ、映画、海外旅行など、自分と共通する趣味を持つ講師を選ぶと話すのが楽しくなります。

アメリカのドラマや映画が好きな講師は、アメリカ英語の発音やスラングに詳しい傾向にあります。

特徴で講師を選ぶ

オンライン英会話スクールによっては、「日本語レベル」「性別」「年齢」「講師歴」「初心者向け」「レッスン時間帯」「TOEIC」「ビジネス英会話」など、特徴で講師を絞り込むことができます。

講師を一人ずつチェックするのは大変なので、上手に検索機能を利用すれば効率よく、自分に合った講師を選べます。

 

自分に合う講師を選ぶ

講師の英語力が高ければ高い方がいいのですが、人と人が会話をするには、やはり「お互いの性格や価値観、考え方が合うかどうか」が大切なポイントになります。

「厳しく言われるとやる気をなくすから、やさしい講師がいい」「もうすぐ留学を控えているから、厳しくてもいいから徹底的に教えてくれる講師がいい」など、人によって求める講師が違います。

「他の人からは人気があっても自分には合わない」ということもよくあります。

自分に合った講師がすぐに見つからないかもしれませんが、最近の講師の英語力や教える技術のレベルは高いため、気軽な気持ちでレッスンを受けてみてください。

人気講師を探す簡単な方法

オンライン英会話では講師の予約状況を見ながら、希望の講師が空いている日時に予約を取ります。そのため、いろいろな講師の予約状況を見ることができます。

簡単に人気講師かどうかを見分ける方法、それは「予約の空き状況のチェック」です。人気講師はいつも予約が埋まっていますので、すぐに予約を取ることはできません。

ルックスやプロフィールの良さだけでは人気講師のなれませんので、英語の教え方が上手なのはもちろん、生徒の気持ちを引き付ける何かがあるはずです。

人気講師が自分に合う講師という訳ではありませんが、レベルが高い講師には違いありません。

「じゃ、人気講師を毎回予約して、レッスンを受ければいいじゃないの?」と思いますが、「予約がいっぱい入っている講師=人気講師」なので、「レッスンを受けよう」と思った時に予約がとれないことが多々あります。

人気講師の予約状況を常に確認して、多少の無理をしながら予約を入れるのもいいのですが、自分の都合がつく時間帯に自分に合う講師を選ぶことが、一番無理がなく長続きする方法です。

ブックマーク(お気に入り)で講師を選ぶ

講師のプロフィールに「ブックマーク」や「お気に入り」が表示されるオンライン英会話スクールもあります。

これはレッスンを受講したり、予約をしている訳ではなく、いろいろ講師を検索して「とりあえず気になる講師だから、覚えとしてブックマーク(お気に入り)しておこう」という意味です。

「ブックマーク(お気に入り)の講師=気になる講師」のため、登録した講師のレッスンを受講する確率は高くなります。

ブックマーク(お気に入り)のシステムを取り入れているオンライン英会話スクールでは、「講師がどのぐらい生徒からブックマーク(お気に入り)されているかどうか」がわかります。

ブックマーク(お気に入り)数が多いと「この講師が気になっている生徒が多い」ということです。

ただ、ブックマーク(お気に入り)数が多いと「(英語力や英語を教える)レベルが高い」かというとこれは別問題です。

ブックマーク(お気に入り)数が多い講師の特徴

ルックスが良い講師

男性講師ならカッコいい、女性講師なら美人。これはオンライン英会話に限りませんが、ルックスが良い講師は人気がでます。

ほとんどの人は、プロフィール(写真付き)や動画を見て講師を選びますので、これは仕方がないことですが、英語力や英語を教えるレベルが高くなくても、ブックマーク(お気に入り)数が増えます。

ブックマーク(お気に入り)数が多くても、予約が少ない講師は、ルックスだけの可能性が高いです。

日本語が話せる講師

フィリピン人講師、ネイティブ講師の中には、日本語を話せる講師がいます。特に英語初心者の方にとっては、日本語を話せる講師は安心感があるため、ブックマーク(お気に入り)数が多くなります。

レッスン中に講師が日本語を話さなくても、「日本語が話せる=日本の文化に興味がある」ということなので、英語だけのレッスンでも話題が多くなります。

日本に興味があることがわかるプロフィールの講師

「日本語が話せる講師」と似ていますが、「日本のドラマが好き」「日本のアニメや漫画が好き」「日本の音楽が好き」「日本の食べ物が好き」といった「私は日本に興味があります」という内容のプロフィールを公開している講師はブックマーク(お気に入り)数が多くなります。

例え日本語が話せなくても、日本に関することを話せるため、話題が多く、会話が楽しめます。

ネイティブ講師

オンライン英会話スクールによっては、「ネイティブ講師のみ」「フィリピン人講師+ネイティブ講師」があります。

「ネイティブ講師のみ」のオンライン英会話スクールは受講料が高いため、英語初心者の方には敷居が高いです。そうなると必然的に英語初心者の方は「フィリピン人講師+ネイティブ講師」のオンライン英会話スクールを選択します。

「フィリピン人講師+ネイティブ講師」と言っても、実際には「フィリピン人講師がメインで、ネイティブ講師が少し」という割合のため、ネイティブ講師の人気が高まります。

ネイティブ講師だからと言って、英語を教えることが上手とは限りません。フィリピン人講師の方が上手な場合もたくさんあります。しかし、ネイティブというブランドでブックマーク(お気に入り)数が多くなります。

ブックマーク(お気に入り)数は、あくまでも目安程度に

ブックマーク(お気に入り)数が多くても、「ちょっと違うなぁ」「ちゃんと教えようとする姿勢が伝わってこない」「笑顔がなくムスッとしている」など、実際にレッスンを受けてみるとあまり印象が良くないことがあります。

ブックマーク(お気に入り)数だけに頼るのではなく、いろいろな角度から検討し、実際にレッスンを受けてみることが重要です。

 

レビュー(評価)で講師を選ぶ

オンライン英会話スクールによっては、楽天やAmazonのように講師に対するレビュー(評価)があります。

レビュー(評価)の内容が全て正しい訳ではありませんが、実際にその講師のレッスンを受けた生徒の感想のため、ある程度の参考になります。

職歴で講師を選ぶ

実際に現場で英語を教えたり、英語を使って仕事をしている講師は、実践的な英語を話すことができます。

教員免許

英語の教員が理想ですが、英語以外でも「学校で教えている」「学校で教えていた」という経験がある講師は、「教える」という技術が高いため、英語を教えるレベルも高いです。

コールセンター勤務

「フィリピンはアメリカの統治時代があり、フィリピン語(タガログ語など)と共に英語が公用語になっていること」、「賃金が低いこと」などの理由から、アメリカなど英語圏の企業のコールセンター業務(電話顧客応対サービス)を請け負っていることがあります。

アメリカなどの英語圏からフィリピンに電話での問い合わせがあります。顧客は英語のネイティブのため、フィリピンのコールセンター業務の会社では、発音やイントネーションなどの英語力が重視されます。

コールセンターで働いた経験のある講師は、「英語のネイティブと業務上の会話ができるだけの英語力がある」ということになります。

一般職

英語のレッスンを受けるため、英語を使った職業を注目してしまいますが、一般職でも人によっては、最適な講師になります。

例えば、自分がデパートなど販売業務に興味があるなら「デパート勤務の経験がある講師」、ホテルのフロント業務に興味があるなら「ホテルのフロント勤務の経験がある講師」、空港での業務に興味があるなら「空港での勤務経験がある講師」といったように、自分の興味がある分野で経験がある講師は、英語だけではなく、仕事についてもとても勉強になります。

特にフィリピンのホスピタリティ(接客・もてなし)が高いため、実際に外国人に対する接客なども学べます。

他の人にとってはそれほどでもない講師が、自分にとっては最適な講師になる可能性もあります。

学歴で講師を選ぶ

「学歴だけで人を判断することはいけないことです」と言われていますが、オンライン英会話では、学歴、特に英語を専攻している(していた)ということが講師選びのポイントとなります。

講師としての経験が少なくても、英語や英語教育を専攻していれば、「英語力が高い」、または「英語を第2外国語として勉強する人に「教える」技術が高い」と言えます。

英語を教えるための国際資格である「TESOL」(Teaching English to Speakers of Other Languages)を持っている講師は、英語全般のレベルが高いです。

フィリピンにある有名大学

ランキングは参考サイトや年度によって異なりますが、「The University of the Philippines」の1位は揺るぎません。

フィリピンにある有名大学名をご紹介しますので、講師選びの参考にしてください。

  • The University of the Philippines
  • Ateneo de Manila University
  • De La Salle University
  • University of Santo Tomas
  • University of San Carlos

 
 

現在オンライン英会話スクールはたくさんあるため、競争が激しいです。

レッスンを受ける方も、受講料の安さだけではなく、講師の質を求めるようになっています。

在宅でレッスンする講師、オフィスでレッスンする講師、どちらも特徴がありますが、全体的なレベルは以前と比較しても、かなり高くなっています。

それぞれのオンライン英会話スクールの特徴、それぞれの講師の特徴がありますので、まずは無料体験レッスンを試してみて、実際のレッスンや講師を確かめてみてください。