前置詞を使って英文に「場所」や「時」の情報が追加できます。英文法の「前置詞(on、at、in)」を勉強しましょう。

「○」はGoogle翻訳にリンクしてあり、英語の発音を聴くことができます。

前置詞の英語表記:Preposition

英語で書かれたテキストで英文法を勉強する場合は参考にしてください。

「場所」や「時」の情報を追加する前置詞

「バナナがテーブルの上にあります」、「私はバス停で待ちます」、「彼は学校から歩きます」など、「場所」や「時」の情報を追加する場合に前置詞を使います。

形容詞や副詞と同じで、あくまでも情報を追加する役割です。前置詞がなくても英文の大まかな意味は伝わりますが、前置詞があるとより英文の情報が広がります。

英文における前置詞の場所

前置詞は「場所」や「時」を表す言葉の前に入れて、それを英文の最後に入れます。

主語 + 動詞 + □ + 前置詞 + 場所
・「□」には目的語(~を)、補語(~に)などが入る場合があります。

主語 + 動詞 + □ + 前置詞 + 時
・「□」には目的語(~を)、補語(~に)などが入る場合があります。

たくさんの前置詞がありますが、ここでは初心者の人でもわかりやすい前置詞をお伝えします。

on

「on」は「~の上に」とよく訳されますが、もっと幅が広く「何かにくっついている」(場所との接触)イメージです。「on」は場所と時を表すことができます。

「on」は「○○という意味」と覚えるのではなく、英文の内容に応じて意味を変えてください。

例文にはまだ勉強していない文法も出てきますが、それは気にせずに前置詞に注意してくださいね。

「場所」を表す「on」

「~の上」だけではなく、何かにくっつく(接触)していれば、「on」を使います。

There is a banana on the table.
バナナが机の上にあります。
・「~の上に」の「on」

There is a picture on the wall.
絵が壁にかかっています。
・「~かかる」の「on」

There is library on your right.
図書館が右手にあります。
・「~方に」の「on」

I have a pimple on my cheek.
私はほおにニキビがあります。
・「~がある」の「on」

「時」を表す「on」

曜日や日付、特定の日を表す場合は「on」を使います。月の場合は約30日あるので、特定の日付にならず「on」は使いません。

He comes to my house on Friday.
彼は金曜日に私の家に来ます。

He goes to Tokyo on May third.
彼は5月3日に東京へ行きます。

I have a party on Christmas Day.
私たちはクリスマスにパーティーをします。

at

「at」は場所の一点を表します。「at」は場所と時を表すことができます。

例文にはまだ勉強していない文法も出てきますが、それは気にせずに前置詞に注意してくださいね。

「場所」を表す「at」

「on」よりも狭い場所を示します。

I met him at the station.
私は彼と駅で会いました。

She waited at the bus stop.
彼女はバス停で待ちました。

「時」を表す「at」

時間を表す場合は「at」を使います。

I go to bed at nine o’clock.
私は9時に寝ます。

We have dinner at six o’clock.
私たちは6時に夕食をとります。

in

「in」は場所の内部を表します。「in」は場所と時を表すことができます。

例文にはまだ勉強していない文法も出てきますが、それは気にせずに前置詞に注意してくださいね。

「場所」を表す「in」

何かがなかに入っているイメージです。

There is apples is in the box.
リンゴが箱の中にあります。

She lives in Canada.
彼女はカナダに住んでいます。

「時」を表す「in」

ある程度の幅がある時間(月、年、季節、朝、夜など)を表します。

I was born in 2012.
私は2012年に生まれました。

He went to USA in July.
彼は7月にアメリカに行きました。

We go to beach in summer.
私たちは夏にビーチに行きます。

「言語」を表す「in」

日本語、英語など言語を表す場合にも「in」を使います。

He speaks in English.
彼は英語で話します。