文に副詞を付けるとさらに表現が豊かになります。英文法の「副詞」を勉強しましょう。
「○」はGoogle翻訳にリンクしてあり、英語の発音を聴くことができます。
副詞の英語表記:Adverb ○
英語で書かれたテキストで英文法を勉強する場合は参考にしてください。
動詞や形容詞、副詞に情報を追加する副詞
副詞とは、「動詞を修飾する」「形容詞や副詞を修飾する」、つまり「動詞や形容詞、副詞に情報を追加する」ということになります。
品詞の名前が出てくると難しく思ってしまいますが、「副詞は文に情報を追加する(説明を付け加える)」と理解していればOKです。
副詞はなくても意味がわかる?
「私はいつも会社に行きます」の副詞は「いつも」です。「いつも」がなくて、「私は会社に行きます」でも意味が通じますよね?
「彼はとても疲れています」の副詞は「とても」です。この文も「とても」がなくて、「彼は疲れています」でも意味が通じます。
このように副詞はなくても大まかな意味はわかります。しかし、副詞があると情報が追加され、さらに詳しい内容にすることができるのです。
- always ○
- いつも
- very ○
- とても
- here ○
- ここ
- now ○
- 今
副詞の役割り
「動詞を修飾する副詞」、「形容詞を修飾する副詞」、「副詞を修飾する副詞」がありますが、品詞で説明すると非常にわかりづらいので、「どのシチュエーションで副詞を使うか?」をお伝えします。
場所を表す副詞
英文に「場所」の情報を追加する場合に使います。基本的には英文の最後に入れます。
- 主語 + 動詞 + □ + 副詞
- ・「□」には目的語(~を)、補語(~に)などが入る場合があります。
- She plays piano here. ○
- 彼女はここでピアノを弾きます。
- ・副詞 = here(ここ)
- I go abroad. ○
- 私は海外に行きます。
- ・副詞 = abroad(海外)
他に「there」(そこで)、「away」(離れて)、「home」(家へ)、「out」(外へ)などがあります。
時を表す副詞
英文に「時」の情報を追加する場合に使います。基本的には英文の最後に入れます。
- 主語 + 動詞 + □ + 副詞
- ・「□」には目的語(~を)、補語(~に)などが入る場合があります。
- He plays baseball everyday. ○
- 毎日、彼は野球をします。
- ・副詞 = everyday(毎日)
- I am busy today. ○
- 今日、私は忙しいです。
- ・副詞 = today(今日)
他に「tomorrow」(明日)、「yesterday」(昨日)、「tonight」(今夜)、「before」(以前に)、「soon」(すぐ)、「now」(今)、「recently」(最近)などがあります。
状態を表す副詞
英文に「状態」の情報を追加する場合に使います。基本的には英文の最後に入れます。
- 主語 + 動詞 + □ + 副詞
- ・「□」には目的語(~を)、補語(~に)などが入る場合があります。
- Sawa open the door carefully. ○
- 澤さんはドアを注意深く開ける。
- ・副詞 = carefully(注意深く)
- He speak slowly. ○
- 彼はゆっくりと話します。
- ・副詞 = slowl(ゆっくり)
他に「quickly」(すばやく)、「suddenly」(突然)、「angrily」(怒って)、「politely」(丁寧に)、「happily」(楽しそうに)、「quietly」(静かに)、「straight」(真っ直ぐに)などがあります。
程度を表す副詞
英文に「程度」の情報を追加する場合に使います。基本的には動詞の後ろ、形容詞や動詞の前に入れます。
- 主語 + 動詞 + 副詞
- ・「□」には目的語(~を)、補語(~に)などが入る場合があります。
- 主語 + 動詞 + 副詞 + 形容詞や副詞 + □
- ・「□」には目的語(~を)、補語(~に)などが入る場合があります。
- He works hard. ○
- 彼は一生懸命に働きます。
- ・副詞 = hard」(一生懸命に)、一般動詞 = work(働く)
- You swim well. ○
- あなたは上手に泳ぎます。
- ・副詞 = well(上手に、よく)、一般動詞 = swim(泳ぐ)
- She is so cute. ○
- 彼女はとてもかわいいです。
- ・副詞 = so(とても)、形容詞 = cute(かわいい)
- This is absolutely correct. ○
- これは絶対に正しいです。
- ・副詞 = absolutely(絶対に)、形容詞 = correct(正しい)
他に「very」(とても)、「much」(大いに)、「completely」(完全に)、「quite」(かなり)、「nearly」(ほとんど)、「rather」(やや)などがあります。
頻度を表す副詞
英文に「頻度」の情報を追加する場合に使います。基本的には「一般動詞の前」、「be動詞の後ろ」に入れます。
- 主語 + 副詞 + 一般動詞 + □
- ・「□」には目的語(~を)、補語(~に)などが入る場合があります。
- 主語 + be動詞 + 副詞 + □
- ・「□」には目的語(~を)、補語(~に)などが入る場合があります。
- I always go to library. ○
- 私はいつも図書館に行きます。
- ・副詞 = always(いつも)、一般動詞 = go(行く)
- He often drive a car. ○
- 彼はしばしば車を運転します。
- ・副詞 = often(しばしば)、一般動詞 = drive」(運転する)
- She is sometimes in his house. ○
- 彼女はときどき彼の家にいます。
- ・副詞 = sometimes(ときどき)、be動詞 = is(~です)
- We are usually in this shop. ○
- 私たちはたいていこの店にいます。
- ・副詞 = usually(たいてい)、be動詞 = are(~です)
頻度の高いものから順に、「always」(いつも)、「usually」(たいていは)、「often」(しばしば)、「sometimes」(ときどき)、「rarely」(ほとんどない)、「seldom」(ほとんどない)、「never」(決してない)となります。