今回は、過去進行形の意味や使い方、過去形との違いや使い分けを例文で解説していきますね。
 

英文法の過去進行形は英語でこう言います。

 

過去進行形は中学英語のレベルで十分に理解できます。

もし余裕があれば、細かい部分まで勉強してみてくださいね。

過去進行形の英文の作り方

過去進行形の例文をご紹介する前に、過去進行形の文の作り方を解説します。
 

基本的な文の作り方は現在進行形と似ているので、「現在進行形の意味や使い方は?現在形との違いも解説します!」を参考にしてみてください。

過去進行形は「ing」を使い、このような組み合わせで文を作ります。

be動詞(過去形)+ 一般動詞 + ing
 

一般的に文の構成はこのようになります。

主語 + be動詞(過去形)+ 一般動詞 + ing + □(補語や目的語)

be動詞(過去形)=was、were
 

基本的には一般動詞の語尾に「ing」をつければOKですが、動詞によっては異なります。

詳しくは「現在進行形でingをつけるルールと動詞の一覧を紹介!」を確認してください。

この過去進行形も現在進行形と同じで、「一般動詞+ing」は動詞ではなく、「現在分詞」となり、be動詞が本来の動詞の役割をします。

英文の中に過去を表す言葉なくても、過去進行形には「そのとき(~しているところでした)」という意味が隠れいてると意識してください。
 

動詞については「be動詞と一般動詞の違いと使い分けは?一緒に使うことはある?」を確認してください。

過去進行形の意味や使い方を例文を使って解説

過去進行形の意味は主に2つあります。

  • ~しているところだった(過去のある時点で行っていた動作)
  • ~を繰り返していた(過去のある期間に繰り返し行っていた動作)

この2つの意味について例文で使い方を解説しますね。

~しているところだった(過去のある時点で行っていた動作)

過去のある時点で進行中だったことを意味します。

「yesterday」や「last night」など、「いつしていたのか」を意味する単語があるとわかりやすくなります。
 

過去進行形は、この例文のように「be動詞(過去形)+ 一般動詞 + ing」を使います。
 

I was playing baseball.
私は野球をしていました。

He was driving a car.
彼は車を運転していました。

She was waiting for him.
彼女は彼を待っていました。

I was watching TV last night.
昨夜、私はテレビを見ていました。

He was studying in the library after school.
放課後、彼は図書館で勉強していました。

Bob was writing a letter then.
そのとき、ボブは手紙を書いていました。

They were talking on the phone.
2日前、彼らは電話で話していました。
 

関係副詞の「when」と過去形を使うとより具体的な表現ができます。

He was listening music when I called him last Sunday.
先週の日曜日、私が彼に電話をしたとき、彼は音楽を聞いていました。

I was running in the park when it began to rain.
雨が降り始めたとき、私は公園内を走っていました。

~を繰り返していた(過去のある期間に繰り返し行っていた動作)

過去のある期間に繰り返し行っていが動作でも過去進行形を使います。

「~しているところだった(過去のある時点で行っていた動作)」と意味は似ていますが、こちらは「細かい動作を何度も繰り返している」というイメージです。

日本語訳としてわかりやすく「~を繰り返していた」とお伝えしていますが、英文によって合う意味にしてください。
 

例文はこちらです。
 

She was knoching the door last morning.
今朝、彼女はドアをノックし続けていた。

My mother was coughing all night long.
一晩中、私の母はせきをしていた。
 

過去形と過去進行形の違いや使い分け

まず、過去形と過去進行形の英文を見てみましょう。
 

■過去形
I studyed English in my room.
私は部屋で英語の勉強をしていた。
 

■過去進行形
I was studying English in my room.
私は部屋で英語の勉強をしていました。
 

過去形と過去進行形の違いを一言でいうとこんな感じです。

  • 過去形:静止画(写真)のイメージ
  • 過去進行形:映像(動画)のイメージ

自分が英語の勉強をしているイメージをしてください。

その英語の勉強をしている自分の姿を写真で撮ったのが過去形、動画で撮ったのが過去進行形です。

実際の会話の中で、過去形を使っても過去進行形を使っても、結局は過去にしていたことに変わりがないので、どちらも相手に意味は通じますが、過去進行形の方がよりダイナミックなイメージが伝わります。

過去進行形の方がより一生懸命に勉強しているようなイメージです。
 

過去形の場合は、「always」(いつも)、「usually」(たいてい)、「often」(しばしば)、「sometimes」(ときどき)などの頻度を表す副詞を使うと、過去の習慣(今はやっていないけど、あのころはやっていた)という表現になります。

 
 

今回は過去進行形の意味や使い方、過去形との違いや使い分けを例文を元に解説しました。
 

過去進行形の文はこのような形です。

be動詞(過去形)+ 一般動詞 + ing
 

意味は主に2つありましたね。

  • ~しているところだった(過去のある時点で行っていた動作)
  • ~を繰り返していた(過去のある期間に繰り返し行っていた動作)

 

過去形は静止画(写真)、過去進行形は映像(動画)というイメージの違いがあります。

ただ単に「過去に起きたこと」は過去形、「過去に起きたことをよりダイヤミックに表現したいときは過去進行形という使い分けをしてくださいね。
 

過去進行形に関する他の内容もありますので、参考にしてくださいね。