今回は、現在進行形の意味や現在形との違い、現在進行形の使い方を解説していきます。
 

英文法の現在進行形は英語でこう言います。

 

中学英語の英語力で現在進行形を十分に使うことができます。

もし余裕があれば、細かい部分まで勉強してみてくださいね。

現在進行形の英文の作り方

次の「現在進行形の意味や使い方は?」の例文は英語を使いますので、ここではまず現在進行形の文の作り方を解説しますね。
 

現在進行形は「ing」を使い、この組み合わせで文を作ります。

be動詞 + 一般動詞 + ing
 

一般的に文の構成はこのようになります。

主語 + be動詞 + 一般動詞 + ing + □(補語や目的語)

※be動詞(現在形)=am、are、is
 

これを見て「えっ、1つの英文には動詞が1つだけと言ったのに、どうしてbe動詞と一般動詞が一緒に使われているの?」と思うかもしれません。

確かに「1つの英文には動詞が1つだけ」なのですが、現在進行形の「一般動詞+ing」は動詞のように見えても厳密には動詞ではなく、「現在分詞」と呼ばれ、現在進行形の文ではbe動詞が本当の意味での動詞になります。
 

動詞についてはこちらを見てくださいね。

現在進行形の意味や使い方を例文を使って解説

現在進行形の意味は主に5つあります。

  • (今)~している。
  • (一定期間継続して)~している。
  • (頻度)~している。
  • ~しようとしている。~しそう。
  • (未来に向けて)~するつもり。

 

この5つの意味について例文で使い方を解説しますね。

(今)~している。

「今、実際に動作をしている」という意味の「(今)~している。」が、現在進行形の基本的な意味です。
 

この例文のような感じで「be動詞 + 一般動詞 + ing」を使います。
 

I am reading a book.
私は本を読んでいます。

She is playing the piano.
彼女はピアノを弾いています。

He is watching TV now.
今、彼はテレビを見ています。
 

最後に「now」(今)がつくと、より「今」ということが強調されます。

(一定期間継続して)~している。

現在進行形は今の動作だけではなく、一定期間継続しておこなわれている「(一定期間継続して)~している」でも使えます。

もう少し細かく解説すると「いつまでもずっとそのことをするわけではありませんが、一定期間はそのことを続ける」ということになります。

例文はこんな感じです。
 

I am studying English this year.
今年、彼は英語を勉強しています。

He is being quiet today.
今日、彼はおとなしいです。

She is learning flower arrangement.
最近、彼女は生花を習っています。
 

このように「this year」(今年)や「today」(今日)など期間を表す単語がなくても、「learn」(習っている)という動詞であれば、「一定期間継続している」という意味になります。
 

(頻度を表して)~している。

現在進行形が「always」(いつも)、「sometimes」(ときどき)など、頻度を表す副詞と組み合わせると「(頻度)~している」という意味になります。
 

例文はこちら。
 

My daughter is always eating chocolate.
私の娘はいつもチョコレートを食べています。

He is sometimes playing soccer.
彼はときどきサッカーをしています。

~しようとしている。~しそう。

現在進行形は変化している途中の「~しようとしている。」や「~しそう。」という意味もあります。

この意味で現在進行形が使われるときには、「die」(死ぬ)、「become」(~になる)、「grow」(成長する)などがあります。

例文のように日本語で訳すと「~しようとしている。」や「~しそう。」とならないこともありますが、ニュアンスとしては同じ意味になります。
 

I am dying of thirst.
私は喉が乾いて死にそうです。

※直訳すると「私は喉が乾いて死に向かっています」ですが、日本語に訳すとこうなります。

She is becoming popular in USA.
彼女はアメリカで人気が出てきています(人気がでかけています)

My baby is growing every day.
私の赤ちゃんは日に日に成長しています。

(未来に向けて)~するつもり。

ちょっとややこしくなりますが、現在進行形は未来の表現として「(未来に向けて)~するつもり。」でも使います。

未来の表現は3つありますので、この現在進行形とあわせて意味を解説しますね。
 

  • 現在進行形:近い未来に予定があって、それに向けて具体的な準備をしている。
  • be going to:具体的な準備は進んでいないけど、前々から予定している。
  • will:決定ではないけど、何かをしようと思う。

 

未来の表現は慣れないと使い分けが難しいのですが、現在進行形を使った場合は「(今)~している。」をもう少し大きな流れで考えて、「予定に向かってがんばってる」という感じになります。
 

未来の表現の例文です。
 

We are leaving for New York tommorow.
明日、私たちはニューヨークに向けて出発します。

※近い未来で、準備万端で出発する状態です。

What are you doing after school today?
今日、学校が終わったら何するの?

 
 

このように現在進行形は5つの意味があるので「覚えられない!」と思ってしまうかもしれませんが、どれも「始まりと終わりがあって、その途中にやっていること」です。

「現在進行形は(今)~している。という意味だ」とだけ覚えてしまうと意味がわからなくなってしまうことがあるので、「現在進行形にはいろいろな意味があるんだな」と覚えてもらえればと思います。
 

現在進行形と現在形との違いを例文を使って解説

現在進行形と現在形の違いを解説します。

すでにお伝えしたとおり、現在進行形は今や一定期間、近い将来に「~している」という意味があります。

では、よく使われる現在形との違いはなんでしょうか?
 

現在形は主に3つの意味があります。

  • 現在の状態
  • 現在の習慣や動作
  • 一般的な事実を表す

 

この3つについて現在進行形の違いも踏まえながら、お伝えしますね。

現在形の意味1:現在の状態

現在形の名前の通り、現在の状態を表します。
 

He likes ice cream.
彼はアイスクリームが好きです。

I believe you.
私はあなたを信じます。
 

現在進行形はこのように状態を表すときには使えません。

現在形の意味2:現在の習慣や動作

現在進行形は、現在の習慣や動作を表すときにも使います。
 

I drink coffee every morning.
毎日、私はコーヒーを飲みます。

He plays tennis every Friday.  
毎週金曜日、彼はテニスをします。
 

そのポイントで何かをするときには現在進行形は使えません。

現在形の意味3:一般的な事実を表す

誰が見ても、いつの時代でも変わらない事実を表すときに現在形を使います。
 

The earth goes around the sun.
地球は太陽の周りをまわっています。

Light travels faster than sound.
光は音よりも速く伝わります。

 
 

今回は、現在進行形の意味や使い方、現在形との違いも解説しました。
 

現在進行形の文はこのような形です。

be動詞 + 一般動詞 + ing
 

意味は主に5つあります。

  • (今)~している。
  • (一定期間継続して)~している。
  • (頻度)~している。
  • ~しようとしている。~しそう。
  • (未来に向けて)~するつもり。

現在進行形は「(今)~している。」だけにとらわれてしまうと意味がわからなくなることがありますので、「始まりと終わりがあって、その途中にやっていること」というイメージを持つとわかりやすいですよ。
 

現在進行形に関する内容は他にもありますので、参考にしてくださいね。