英文法で「Who」は疑問詞に入ります。
疑問詞とは「いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように」を尋ねる疑問文に必要なものです。ここでは英文法の「疑問詞・5W1H(Who・だれ)」を勉強しましょう。
「○」はGoogle翻訳にリンクしてあり、英語の発音を聴くことができます。
疑問詞は英語でこう言います。
interrogative
「だれ(人物)」を尋ねる英文
「彼はだれですか?」、「あの少女はだれですか?」など、「だれ(人物)」を尋ねるときには、「Who」を使います。
- Who ○
- だれ
「これはだれの靴ですか?」、「あなたはだれの兄弟ですか?」など、「だれの」と言いたい場合は、「Who」の所有格(~の)である「Whose」を使います。
- Whose ○
- だれの
Whoの使い方1(主語) 「~はだれですか?」「だれが~しますか?」
「Who」の後に疑問文が続きます。be動詞がある英文と一般動詞がある英文をお伝えします。
一般動詞を使う場合は「Who」が主語になる「だれが~しますか?」、「Who」が目的語になる「だれに(を)~しますか?」の2つのパターンがありますが、ここでは前者の主語になるパターンwをお伝えします。本当は「主語」ではなく「主格」なのですが、ここではわかりやすく「主語」に統一します。
「Who」はそれ以外の疑問詞(What、When、Where、Why、How)と使い方が違い、一般動詞を使い主語を尋ねる場合は「だれが~しますか?」となり、「Who」自身が主語になります。
be動詞や一般動詞を使った普通の疑問文は「?」に向かって上げ調子で読みますが、疑問詞(5W1H)の場合は「?」にかけて下げ調子(またはそのまま)で読みます。
be動詞を使った「Who」 ~はだれですか?
- Who + 疑問文(be動詞)
- Who is he? ○
- 彼はだれですか?
- Who are they? ○
- 彼ら(彼女ら)はだれですか?
- Who’s that girl? ○
- あの少女はだれですか?
- ・「Who is ~ ?」は「Who’s ~ ?」に短縮できます。
一般動詞を使った「Who」(主語) だれが~しますか?
「だれが~しますか?」の英文は主語が「Who」になりますので、「do」や「does」をつける必要はありません。「Who」は3人称単数の扱いになりますので、一般動詞を変化させてください。
3人称単数につきましては「一般動詞02-3単現」をご覧ください。
- Who + 一般動詞 + □ + ?
- ・□ = 補語や目的語
- Who has this cat? ○
- だれがこの猫を飼っていますか?
- Who buys a new book? ○
- だれが新しい本を買いますか?
- Who teaches you English? ○
- だれがあなたに英語を教えますか?
Whoの使い方2(目的語) 「だれに(を)~しますか?」
「Who」の後に疑問文が続きます。be動詞がある英文と一般動詞がある英文をお伝えします。
一般動詞を使う場合は「Who」が主語になる「だれが~しますか?」、「Who」が目的語になる「だれに(を)~しますか?」の2つのパターンがありますが、ここでは後者の目的語になるパターンwをお伝えします。本当は「目的語」ではなく「目的格」なのですが、ここではわかりやすく「目的格」に統一します。
「Who」が目的語になる場合は、「Who」以外の疑問詞(What、When、Where、Why、How)と同じ、「Who + 疑問文」になります。
be動詞や一般動詞を使った普通の疑問文は「?」に向かって上げ調子で読みますが、疑問詞(5W1H)の場合は「?」にかけて下げ調子(またはそのまま)で読みます。
前置詞が必要な場合がある
注意する点は、最後に「前置詞」がつくことです。英文の基本は「主語 + 動詞 + 目的語や補語」という並びで、目的語は英文の後半にきます。その目的語の前に前置詞を使うことがよくあります。
- Do you work with him? ○
- あなたは彼と一緒に働きますか?
- ・with = 一緒に(前置詞)、him = 目的語
この英文を「あなたはだれと一緒に働きますか?」と「who」を使って聞きたい場合、本来なら目的語を尋ねる疑問文ですので、下記のようになります。
- Do you work with who?
- ・この英文の文法は間違っています。
実際にはこれで意味が通じますが、「who」を疑問文で使う場合には「who」を文頭にしなければいけません。
- Who do you work with? ○
- あなたはだれと一緒に働きますか?
このような経緯で目的語として「who」が使われるため、英文の最後に前置詞がつきます。目的語で使われる「who」を本来なら「whom」としなければいけませんが、現代では「who」で統一できます。
一般動詞を使った「Who」(目的語) だれに(を)~しますか?
「だれに(を)~しますか?」の「Who」は目的語になりますので、「Who」以降は一般動詞の疑問文を作成します。前置詞に注意してください。
英文の最後には前置詞が必要な場合があります。
- Who + 疑問文(一般動詞)
- Who do you send it to? ○
- あなたはだれにそれを送りますか?
- Who does he write a letter to? ○
- 彼はだれに手紙を書きますか?
- Who do they buy a present for? ○
- 彼ら(彼女ら)はだれにプレゼントを買いますか?
Whoseの使い方 「だれの~ですか?」
「Whose」の後に名詞を使い、その後に疑問文が続きます。「だれの~ですか?」と尋ねる英文のため、基本的にはbe動詞を使います。
be動詞や一般動詞を使った普通の疑問文は「?」に向かって上げ調子で読みますが、疑問詞(5W1H)の場合は「?」にかけて下げ調子(またはそのまま)で読みます。
- Whose + 名詞 + 疑問文
- Whose book is this? ○
- これはだれの本ですか?
- Whose idea is it? ○
- それはだれのアイデアですか?
- Whose dog is that? ○
- あれはだれの犬ですか?